2015年1月4日日曜日

15.2007年問題とこれからの結婚観

 2007年問題。みなさん知ってますかー?
きちんと答えられた人は、きちんと社会情勢にアンテナを張り巡らせている人。


 まあ恋愛理論の前のちょっと前菜だと思って説明を。
2007年問題とは、2007年から始まる団魂世代の大量退職問題。
つまり、これまで会社を支えてきた長年の勘やノウハウを持ち合わせた貴重な人材が
大量退職してしまうこと。「なんだー新しい若いの入れればいいじゃん?」
という簡単な問題ではないのです。
ノウハウを持った人が大量にいなくなるということは、会社の運営そのものが
揺るがされる可能性を示しています。

 で、今回のテーマ。その2007年問題が結婚観にどう関わっていくか。
実は就労問題に密接に結びつく話なのです。
結婚した(する)世帯は、まず二人ですよね。
(たまーにいきなり3人以上から始まる例外もありますがw)
最悪の事態を想定すれば、ある日を境に会社の業績が下がり賞与カット。
倒産解雇という可能性をはらんでいます。
まあ、今でも十分にありますけど、今以上に。

 そんなときに、好きな人がその事態に直面した時、もしくは自分のパートナーが
その事態に直面したら。あなたならどうしますか?
金銭面でなら、最悪アルバイトだけでも食いつなげます。
でも、精神的にでも支えることが出来るか、というのは非常に難しい問題です。
もしも耐え切れなかったら、二人揃って精神的に参ってしまったり
生活レベルを落とせず、生活支出を抑えられずに文無しになる可能性だってあります。

 もっとも、実際にその場面にならないと解らないことが多いのですが
本当にそんな危機に直面したときに、好きな人を支えきれる自分がそこにあるか。
というのは結構、重要な問題だったりしますよ。

 

 柊木彩弥です。

 お金で買えられるなら、いくらでも増強しておきたい自分の強さ。
これを鍛えるということは、とても難しいですね。普段頼りない人がいざという
時に恐ろしいほどの行動力を発揮したり、適確な対処で乗り切った!なんて伝説は
時折人々を驚かせます。
普段見えないからこそ、その価値には気付けないのですが、これに気付ける
審美眼というのもまた大事なこと。
そして、もしもの時にその真価を発揮できる人物でありたいものですね。