心理学を少しでもかじったことが有る人や関心ある人なら一度は聞いたことのある
「吊り橋理論」
知らない人のために解説しておくと、吊り橋を渡ると緊張感からドキドキして
その場にいる異性に対してドキドキと錯覚するという現象のことだ。
恋愛とは楽しいもので、好きな人と一緒にいるドキドキ感が実は脳内麻薬による
快楽行為だったりするのが、実はドーパミンの分泌によるもの。なんてことはなく、お酒やタバコ好きな人が摂取したりジェットコースターに
乗ったときと同じ効果なのです。
なんて言ってしまうとロマンチックも運命も無いのですが、これさえ知ってれば
彼氏彼女と楽しく過ごすための一助になるかもしれません。
ところで、このドキドキ。どこで体験するかというのは二人の非日常であれば
なんだっていいのです。日帰り旅行だったり、お花見だったり、海水浴だったり縁日や花火大会だったり。(二人以上だと意味がありませんがw)
そうすることで、ドキドキの共有から、より親密になれたりします。
もっとも、社会人には随分とこれに苦労するんですけどね。
そうそう。 この吊り橋理論には、最強技があるそうです。
それは「叱り飛ばす」こと。相手にある程度の信頼があって初めて有効な上に、失敗すると逆効果という
まさに諸刃の剣。
まあ、最近の若いお嬢さんや男は、怒られたことがありませんとか平気で
言うツワモノも多いので、多用はできませんね。こちらが真剣に叱って解ってもらおうとしても逆効果ですw
そんなわけで、吊り橋理論。
今日すぐ使える情報…かもしれませんね。(明日じゃないのかよ!)
柊木彩弥です。
吊り橋理論は1974年カナダの心理学者ダットンとアロンズが協同で行った実験で
カナダ・バンクーバーの「カピラノ峡谷吊橋」で18歳から35歳までの独身男性を対象に行われました。
まず、男性に深い渓谷にかかった揺れる吊り橋を渡ってもらい
橋の中央にいる女性が突然「アンケートです」と話しかける。
アンケート後、女性は「協力してくれてありがとう」と電話番号入りの名刺を渡す。
さらに、同じ実験を揺れない橋の上でも行って実験終了とした。
後日、揺れない橋よりもグラグラ揺れる吊り橋で出会った女性に電話してきた男性が
圧倒的に多く、中には口説き始める人もいたという。
つまり、揺れる吊り橋によって引き起こされたドキドキ状態が、男性の恋心を
掻き立てる効果があると実証されたものです。
何もこれは男性に限らず女性でも立場を入れ替えれば同じことが言えるそうです。
つまり好意を持たせるために、ドキドキさせた状態で優しくする。
そう、これはSMにも通じたり、日本語では「飴と鞭」に通じるのです。そんな私は恥ずかしながら、これであっさりと口説き落とされたという
恥ずかしい人生の汚点ががががが…。
悪用するのも、二人の幸せに利用するもあなた次第ってワケですね。
出来ることなら幸せの一助として利用したいものですね。ええ。